動物の内臓(特に腎臓)にはセレンが豊富に含まれている。
動物を狩って内臓まで食べられるなら、セレンが不足することはないように思う。
もし日々セレンを摂取できる環境にあれば、猫エイズのウイルスは増殖できずにエイズの発症には至らないのかも知れない。
猫エイズウイルスは野性のライオンやピューマから分離が確認されているが、発症は報告されていない。
野性のライオンやピューマは狩りをして生活しているから、内臓にありつけないことはないだろう。
狩りができなくなるくらい衰えたときには発症するかもしれない。
でもそれは猫エイズウイルスの力ではなく、老衰や感染症などにより内臓(=セレン)が確保できないからではないだろうか。
身体の不調が一時的なものであれば、狩りの再開とともにセレンが摂取できるようになり、再び発症を抑えることができるかもしれない。
猫が狩りで獲るのは小鳥や鼠、モグラ、トカゲ、昆虫など。
小鳥や鼠なら1日に7〜8匹食べるらしい。
しゃむぞうは1日に約100gの肉や魚を食べる。
ハツカネズミが1匹15〜25gくらいで、雀は17gだから、ちょうどそんな感じかもしれない。
しゃむぞうは昔よその子で、遊びに来るときよくおみやげをくれた。
鼠、モグラ、雀などいろいろ。
元気なまま持って来るから、いつも隙をみて逃がしていた。
しゃむぞうは見せてくれただけで、大事なセレン摂取源だったのかもしれない。
本来の食性に沿って生活ができていたら、猫エイズの発症率はとても低いのかもしれない。
「一物全体」の大切さをしみじみ感じる。
明日はもっと健やかになりますように。