猫と分子栄養学。

猫エイズ対策にできること。

猫と缶詰。

災害時に備えてフリーズドライと缶詰めを備蓄をすることにしました。

ストレスのかかる災害時に食べ慣れない缶詰めを出されるより、普段から少し慣れておいた方がいいかとなと思って定期的に週に2回缶詰めを取り入れることに。

「たまの伝説」の「ささみ」や「かつお」が無添加でお手ごろなので、以前からたまにあげていました。

生肉ごはんと同様に、ウズラのたまごやママクックのフリーズドライ、薬草茶、海塩を少しかけてあげます。

2匹とも特に問題なく食べますが、久しぶりに目ヤニがでてきたのが気になりました。

トラちゃんはうちに来た当初から生肉ごはんを食べてくれたけど、コブちゃんはもともとカリカリが大好きでした。

それをなんとか缶詰めやパウチのフードに切り替え、そこから少しずつ生肉ごはんに切り替えていきました。

そういった市販のフードのときは、目ヤニがよくついていたなぁと思い出しました。

市販のフードは加熱や加工されることにより失ってしまう栄養があります。

加熱されたタンパク質との相性なのか、そもそも素材の質が原因となるのか。

でももしかしたら、缶詰自体が原因かもしれないと考え始めました。

缶詰めの内側には科学的な塗料が使われていることが多いからです。

いろいろ調べてみたけど聞いた方がはやいと思い「たまの伝説」のSTIサンヨーさんに問い合わせてみました。

以下は返信いただいた内容からです。

「たまの伝説」の缶詰の内面塗料にはエポキシ樹脂系熱硬化型塗料を使用している。

この塗料にはBPAが含まれており賞味期限内でも微量に溶出する。

溶出量は10ppb(0.01μg/ml)以下である。

とのこと。

BPAは内分泌かく乱物質であり、からだの様々な働きを調節する「ホルモン」の働きを阻害します。

内分泌器官には視床下部、下垂体、甲状腺、副甲状腺、膵臓の膵島、精巣、卵巣があり、それぞれ特定のホルモンを作っています。

内分泌腺からは直接血液にホルモンが分泌され、特定の作用を起こすように情報が伝達されます。

そのホルモンがBPAに影響にされることで、ねこにさまざまな症状がでます。

具体的には糖尿病や甲状腺機能低下症、不妊症、アレルギー、炎症が起こりやすくなります。

日本の食品衛生法の規格基準においてはポリカーボネート製器具及び容器・包装からのBPA溶出試験規格を2.5ppm以下と制限しています。

その為「たまの伝説」の缶詰の内面塗料から溶出するビスフェノール量は規格基準250分の1以下ということになるそうです。

ただ人間に対しての規格基準を守っていればねこにおいても安全なのかは疑問が残ります。

ねこは脂溶性毒の解毒力が弱いためBPAを尿中に排出しにくく、人間よりも長期間体内で影響を及ぼし、さらに蓄積する可能性が考えられます。

フランス、ベルギー、デンマーク、スウェーデン、アメリカ、カナダ、中国、韓国などの国々では0〜3歳児用の食品包装材や哺乳瓶へのの使用は禁止や規制がされています。

0〜3歳児は大人と比べて化学物質の解毒機能が弱いからです。

これは化学物質(=脂溶性毒)解毒力の弱いねこにも当てはまると思います。

プラスチックの原料として使われるBPAは、一部の食器や食品缶詰・飲料缶の内側のコーティング、食品用ラップなどに含まれている。私たちの体内にある一部のホルモンと分子の形が似ており、複数の動物実験で、大量に摂取すると生殖器や神経系などに深刻な問題を引き起こす可能性があることが示されている。

人体に悪影響? 缶詰食品に潜む化学物質「BPA」の危険 より引用

https://forbesjapan.com/articles/detail/12724/1/1/1

また塗装缶の内側にはプラスチックが使われています。

エポキシ樹脂、ポリ塩化ビニルなどからはBPA(ビスフェノールAの溶出の危険性が懸念されます。

BPAは環境ホルモン(内因性内分泌かく乱物質)と呼ばれ、動物の体内でホルモンのような働きをして体内の代謝をかく乱します。

「その缶詰から危険な成分が溶け出しているかもしれない!人体への有害性が懸念される環境ホルモン・ビスフェノールAって?」 より引用

https://macrobiotic-daisuki.jp/melt-155182.html

災害時だけでなく、普段でも生肉や食べられるお魚が用意できなかったときに缶詰めは便利です。

「たまの伝説」のささみ缶には愛知、長野、岐阜、岩手の国産鶏を使用していて、まぐろやかつおは焼津で水揚げされたもの。

検査時には人間が試食しているとのことで安心感があります。

でも目ヤニがきっかけで調べてみた缶詰めのBPA、その影響を考えると頻繁にあげるのは良くないと思います。

また「たまの伝説」のレトルトパウチに関してはBPAの溶出がないとのことですので、BPAを避けるということに関してはレトルトパウチの「たまの伝説」をあげればいいのかもしれません。

(レトルトパウチはうちでは量的に使いづらいこと、賞味期限が缶詰めより短いので備蓄向きではないかなと考えています。)

たとえBPAがなかったとしても、飼い主自身は災害時以外は缶詰めやレトルトパウチを主食にすることはできません。

美味しいと思わないからです。

凝ったお料理じゃなくていいので、シンプルな手づくりのごはんが食べたいし食べさせたい。

でも災害時用には缶詰を備蓄をしています。

缶詰に慣れなくてもいいから普段は手づくりごはんを中心に、どうしても缶詰めをあげるときはCMCで中身の波動を良くしてあげようと思います。

CMCのねこへの健康効果に関しては今後書いていきたいと思います。

さいきんのコブちゃんの健やかさをみると、猫エイズってなんだっけと思えます。(お口の臭いが少なく、かき壊しは治り中。←再発の可能性はあります。)

4回目の接種が始まり、シェディングの影響がこれからまた出てくるかもしれません。

毎日食べるものの大切さ(手づくり生肉ごはんの大切さ)をとても実感します。

食べることは生きること。

今日も健やかに過ごせますように。

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