猫と分子栄養学。

猫エイズ対策にできること。

猫のプチ断食。

ねこたちにプチ断食を取り入れてみました。

きっかけは飼い主の口唇ヘルペス。

飼い主は疲れやストレスがピークになると口唇ヘルペスができます。

1年に1回あるかないかくらい。

いつも同じ場所に1つできるんだけど、先日初の3カ所口唇ヘルペスができた。

(仕事は忙しくなかったので原因はストレスかシェディングだと思います。)

自己免疫、自己治癒力をあげたくて思いつきでその日から朝ごはんを抜いてみました。

いわゆるプチ断食(16時間断食)を始めました。

朝ごはんを食べないだけなんだけど、これがあまりに調子が良く胃腸が快適で、口唇ヘルペスの治りがいつもよりずいぶん早かった。

食べ物の質については考えていたけど、食べる回数に関しては考えたことはありませんでした。

朝ごはんてそもそもそんなに大した量は食べていませんでした。(玄米ごはんと味噌汁くらい)

でもそういえば手づくりごはんをあげている飼い主さんが、週1回1食抜くという話を聞いたことがあったので、これはねこたちにもとてもいいのではないかと思って始めることにした。

最近ねこたちは1日2食なので、1日1食の日を設けることにした。


ねこのプチ断食で期待できる具体的な効果

①炎症を抑えたり、老廃物のスムーズな排泄 

②疾患初期の治癒への専念

③食物アレルギーの改善

④下痢、軟便の改善

⑤膀胱炎、関節炎、外耳炎など炎症性疾患の改善

⑥食の選り好みの改善

かき壊しがあと一歩のところで治りきらないコブちゃんには①の効果、グルタミンがないと軟便になりやすいトラちゃんには④の効果を期待して取り組むこにした。


ねこのプチ断食の方法

①朝ごはんを抜く。

※獣医師さんのサイトでは夜ごはんを抜くと書かれていましたが、日中は寝ている時間が長いので空腹が睡眠でまぎれるかなと思い、飼い主宅では朝のごはんを抜くことにしました。

②鶏がらスープやお出汁など、固形物ではないものをあげる。

少しぬちまーすを混ぜている。

※これはごはん由来の水分の不足を補う為ですが、だしても飲まないけど毎回だしています。

ぬちまーすを混ぜているのは、ファスティングのインストラクターさんがファスティング中のマグネシウムの重要性を説いていたから。

③つぎのごはんは量を少なめにした温かいものをだす。

※少なめだと足りなくて騒ぐので、飼い主宅では通常通りの量をだしています。

④飼い主もこの日は1日2食→1食(塩分補給に具なし味噌汁をいただいています。)にして、ねこたちにおつきあいしている。

※これは獣医師さんのサイトでも推奨していたけど、効果を実感できるので飼い主も1食減らしてみるのはとてもおすすめです。

(通常3食の人なら朝ごはんを抜けば充分だと思います。)

1日1〜2食はカラダが軽くて清々しく、集中力が続きます。

ねこたちも徐々にでいいから空腹の快適さを味わってくれたらいいなと思う。


プチ断食してはいけないねこ

①フードを食べていて肥満気味のねこ。

※特に炭水化物が多く含まれているフードを食べているねこは、とくに血糖値の変動による空腹感が強くストレスにも感じるのではないかと思います。

 

②もともと食が細いねこ。

※普段から胃腸を酷使することがあまりないと思われるため。 

あまりいないと思うけど、1日1食の場合も抜いてはいけないと思います。

基本的に疾患があるねこや健康だけど不安な場合はかかりつけの獣医師さんに相談してください。

やり方や注意点が書かれている獣医師さんのサイト↓ 

https://www.whollyvet.com/2018/07/therapeutic-fasting/

 

飼い主の体感としてはプチ断食で胃腸を休ませるということはとても健康効果が高く、食べ物の消化に使うエネルギーの大きさを実感しました。

プチ断食の効果はオートファジーによるものとよく言われます。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%B8%E3%83%BC

オートファジーは細胞内の自食作用によって細胞内の老廃物などか掃除される効果なんですが、飼い主は千島学説による腸管造血説が正しいのではと思っているので細胞内がきれいになるだけではなく細胞がまるごと更新されているのではないかと思います。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%83%E5%B3%B6%E5%AD%A6%E8%AA%AC

千島学説はとても興味深いので、気になる方はぜひご一読ください。

何冊か読みましたが、こちらがいちばん読みやすいのでおすすめです。

新装版 生命の自覚 ~よみがえる千島学説~

さらに飢餓の際にスイッチオンになるというサーチュイン遺伝子があります。

サーチュイン遺伝子は長寿遺伝子であり、抗老化遺伝子であると言われている。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%A5%E3%82%A4%E3%83%B3%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90

人間もねこも飢えには強い生き物で、飽食には弱いのです。

週に一回のプチ断食で、さらに健康と長寿に近づきたいと思います。

そういえば長生きのねこちゃんたちはスリムなこが多いように思います。

ぽっちゃりがかわいいなんて言ってられないのかもしれません。

ねこたちのプチ断食はまだ3回目なので、カラダの中で細胞がどんな風に変化しているかわかりませんが、以前みた動画で船瀬俊介さんは断食による腎機能の回復についても話していました。

腎機能が弱りやすいねこたちにとってもプチ断食はきっと良い影響をもたらすと思います。

どんな効果があるにしろ、飼い主の体調の変化を考えると楽しみしかありません。

分子栄養学を取り入れてからはプラスすることばかりを考えていましたが、プチ断食をすることでマイナスすることの大切さを実感しました。

口唇ヘルペスはストレスでしかないけれど、新たな気づきを与えてくれたということがとてもありがたく感じます。

ひとつひとつの出来事をきちんととらえて、健やかなご長寿ねこを目指します。