すこぶる元気なんだけど、なかなか軟便が治らないトラちゃん。
保護シェルターにいた2ヶ月間でも何度か病院に連れて行ったみたい。
もちろん原因は不明。
外での生活→シェルターでの集団生活によるストレスかなぁと思っていた。
アーシングで炎症が抑えられて、生肉ごはんでグルタミンが充分に摂れたらその内治るでしょ、なんてのんびり構えていた。
最初の頃よりだいぶ臭いは改善したけど、まだまだ無臭にはほど遠くスッキリしない日々。
同じ生肉ごはんでほぼ無臭のコブちゃん。
トラちゃんはなかなか強烈な臭いがする。
しゃむぞうもこんな強烈な臭いはしたことなかった。
保護時のワクチンで腸内細菌が乱れたのかと思い、ミヤリサンや乳酸菌サプリをごはんに混ぜてみたけど、トラちゃんの軟便や臭いには効果が感じられず。
ドライフードの食物繊維で固めることも考えたけど、根本的に解決しないといつか違う形で不具合が出てきてしまう。
猫は肉食動物だから、食物繊維(ドライフード)を多く摂ることで軟便を解消するのは不自然に感じる。
そこで新しくフルボ酸を取り入れてみた。
きっかけは中村先生(ナカムラクリニック)のnote。
iHerbなどでフルボ酸を検索すると、複数の商品が見つかるだろう。そういう商品をごっそり集めて、それぞれに含まれるミネラル含有量、ポリフェノール、フラボノイド含有量、抗酸化能力などを調べた研究がある。
『フルボ酸飲料のミネラルプロファイルと抗酸化能力』
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6963745/
フルボ酸飲料14種類のうち8種類で、1日摂取量で鉄の1日推奨摂取量(RDA)の45~135%が摂取できた。そのうちの1種類は、マグネシウムもしっかり含まれており(RDAの40%)、別の1種類はマンガンをよく含んでいた(RDAの70%)。全ポリフェノール濃度と全フラボノイド濃度は、6.5~187 μg/mLと差があった。
結論として、「総じてフルボ酸飲料の摂取は、抗酸化ポリフェノールやある種のミネラルの供給源として好ましい可能性がある」。
引用: note 中村 篤史/ナカムラクリニック 「フルボ酸」より
https://note.com/nakamuraclinic/n/n6eaa4c751f40
人間のお医者さんなので、患者さんへのフルボ酸の効果の紹介なんだけど、引用している論文に書かれているフルボ酸の栄養素や効果がとても素晴らしい。
中村先生はビタミンやミネラルのサプリだけでなく、ハーブやアサイゲルマニウムやcbdオイルなど守備範囲が広くて面白いし勉強になる。
↓この本を翻訳した先生。
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コブちゃん、トラちゃんにもあげてみたくて調べてみると猫用のフルボ酸もいくつか見かけた。
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アドバンクス おしゃれ猫さんの健やか口腔ケア 水はみがき 110ml
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サプリというか、口腔ケア用のフルボ酸。
そういえば猫と同時にフルボ酸を摂取し始めた私の歯茎は血色がよくなり、出血がほとんどなくなった。
壊血病(ビタミンC不足)気味な私は、ビタミンCが不足すると歯茎から出血しやすい。
でもフルボ酸を飲み始めたら、ビタミンCを増やさなくても歯茎の出血が改善した。
ミネラルの吸収があがり、歯茎の代謝がが良くなったのだろうか。
口腔環境の改善効果も確かにありそう。
鼻の粘膜も改善した体感があるので、粘膜全般(腸や気管など)改善効果がありそう。
これならコブちゃんの歯周病の改善にも期待できる。
試しに肌(人間の)につければキメが整い、シャンプーに混ぜると髪のツヤやコシが強くなった。
よくわからないけどフルボ酸すごい。
さらにフルボ酸にはph緩衝作用もある。
phの調整は腎臓と肺が行なっているので、フルボ酸を摂ることでそれらの臓器の負担が減ることも期待できる。
腎機能が落ちやすい猫には朗報だ。
phの緩衝作用は腸内環境にも影響し、至適ph(弱酸性)に保つことで腸内細菌叢にとってより良い環境となる。
消化吸収を高め、セロトニンの前駆物質の生成を促進することで精神の安定にもつながる。
肌においては弱酸性に保つことで、すべすべになる。(保湿の効果は少なめ)
そしてフルボ酸はミネラルを吸着し、キレート反応して(金属イオンをつかんで)体内に吸収・利用しやすくする。
ミネラルの利用効率があがれば抗酸化物質(スーパーオキシドディスムターゼ、カタラーゼ、グルタチオンペルオキシダーゼ)の合成や胸腺でのリンパ球の成熟が促進されて免疫があがる。
鉄の吸収を助けることは、造血幹細胞での血液の生成を助ける。
これは猫エイズキャリアにももってこいかも。
さらにフルボ酸のキレート作用は余剰なミネラルや有害なミネラルを排出することができる。
余剰ミネラルの排出だけでも猫にとって力強いのに、さらに解毒効果まで期待できる。
より解毒効果が高いのは、フルボ酸よりフミン酸。
但し体内に炎症がある場合は解毒は速やかに進まず、悪循環に陥ることがある。
解毒においては、まずタンパク質やビタミン、ミネラルを充分に行き渡らせること、炎症を抑えること(アーシングが有効)が最優先事項となる。
「フルボ酸+アーシング」から始めてある程度強いカラダになってからフミン酸で解毒を促しても良いのではないかと飼い主は思った。
また、植物由来のポリフェノールを含むフルボ酸自体も優れた抗酸化力をもつ。
→ スーパーオキシド 、次亜塩素酸、過酸化水素、ヒドロキシルラジカル、ペルオキシナイトライト、および一重項酸素を還元して病気に負けない強いカラダをつくる。
さらにその優れた抗酸化力はアルツハイマーの症状をも軽減させることが報告されている。(強い抗酸化力→脳の血流改善が期待できる。)
摂取し始めてから2週間経過したトラちゃんの変化。
1日2回、2.5㎖を生肉に混ぜて食べている。
人間の摂取推奨量が30〜60㎖なので、1/10くらいを目安にあげている。
(フルボ酸は薄っすら黄色い液体だけど、無味無臭でコブちゃん、トラちゃんも全く気にせず完食してくれる。)
❶食べても食べても腹ペコだった食事量が落ち着いた。
コブちゃんの2倍→1.2倍程度に。
❷強烈な臭いが半分くらい改善。
❸軟便がやや改善してバナナよりの形状に。
まだ小さな改善だけど細胞の入れ替わりも考慮して、3ヶ月は続けていく予定。
そもそもフルボ酸とは腐植質(死んだ動植物が分解されたり別の物質に変化したり、分解と合成を繰り返してできる複雑なもの。)であり、自然な環境においては(濃度や成分の地域差はあるものの)天然水などから摂取することができるもの。
但し水道水に添加されている塩素がフルボ酸やフミン酸と反応してトリハロメタンを生成する。
だからフルボ酸を摂取するときは、人間も猫も塩素を含んだ水道水には気をつけなければならない。
きちんと塩素が浄水された水道水か、ミネラルウォーターで摂取する。
もしシャンプーに混ぜるなら、シャワーヘッドを浄水する。
飼い主が購入しているフルボ酸は薄い黄色、フミン酸はコーヒーのような黒色。
国産のサプリ(特に動物用)は成分や成分量などきちんと書かれていないことが多く、飼い主はiHerbで人間用を購入して(猫にも使える成分なのか、安全性など調べてから)利用しています。
コスパもこちらの方がずっといい。
Morningstar minerals のフルボ酸。
iHerbご利用の方もそうでない方も、興味ある方はぜひ。
https://jp.iherb.com/pr/Morningstar-Minerals-Energy-Boost-70-Fulvic-Minerals-32-fl-oz-946-ml/
(紹介コードMQH845で5%OFFもしくは5US$OFFになります。良ければご利用ください。)
透明で濁りのない天然水には、フルボ酸が含まれていてもごく少量かなと思う。
昔の野菜が今より味が濃く栄養価が高かったのは、無農薬無化学肥料で育てられたということだけでなくフルボ酸などの栄養を吸収した野菜が強いカラダをもっていたから。
きっと動物も魚も食物連鎖や水に溶け込んだフルボ酸からその恩恵を受けていた。
自然からフルボ酸の恩恵を受けられなくなってしまった人間や外に出られなくなった猫たちは、サプリメントでフルボ酸を取り入れてもいいと思います。
ミネラル(60種類以上)やビタミン(主にビタミンBやE)、アミノ酸(11種)、糖、ペプチド、核酸、植物のDNAの断片も入っていて、細かい成分は生産地や体積年度や温度によって異なります。メーカーや産地ごとに効果は異なるということ、様々な栄養素が含まれることでそれらが相乗効果を発揮しているように感じます。
精製し過ぎたサプリメントとはちょっと別のもののように思います。
フルボ酸に関してはネットや本の情報はあまり多くないけど、この本は後半部分がかなり参考になりました。
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興味があれば、pubmedで「fulvic acid」を地道に検索して翻訳してみても良さそう。
慢性炎症性疾患や糖尿病への効果も期待できるようで、こうなるとますますフルボ酸への期待が膨らみます。
アーシングやフルボ酸など、わたしたちは自然からの恩恵を知らずに手放して不健康になってしまっています。
それらを取り戻すことで、少しずつでもトラちゃんのお腹が強くなりますように。
最近の健康対策。
生肉ごはん
ぬちまーす(たまに)
天然水(日田天領水がベスト)
フルボ酸 5㎖/日
ビタミンC (アスコルビン酸ナトリウム)500〜1000㎎/日
ルンブロキナーゼ(コブちゃんのみ) 約4㎎/日
アーシング