猫にとって生食は、栄養的にも消化的にもいい。
ポッテンガーの10年に渡る実験で60年も前に証明されている。
だけどなかなか思うようには食べてくれない。
生食(鶏肉か生しらす)だけの日が増えてきて喜んでいたけど、見向きもしない時もある。
アレルギー防止に鹿肉を取り入れたら、匂いを嗅いで終わり。
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↑帝塚山ハウンドカムの鹿肉や馬肉、羊肉。
こちらのお店はお肉が酸化しにくいように気を遣っている。
1回分42g程度で使いやすい。
普段は「とり農園」↓
【無添加・手作りペットフード】とり農園 骨ごと 丸鶏のミンチ【とり農園商品以外同梱不可】
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なんといっても値段がお手頃。
骨入り丸鶏ミンチやレバーミンチなど、小分けにもなっていて、生食を始めるときにとても便利だと思う。
丸鶏ミンチやムネミンチは砕いた骨が入っていてカルシウムやマグネシウムも摂れる。
鹿肉は食欲をそそると聞いたので、軽く焼いてみても匂いを嗅いで終わり。
コブちゃんはちょっと慎重。
保護される前の野良時代に、なんでも食べてお腹を壊した経験があるのかな。
ただの性格かもしれない。
2年お世話になったシェルターではカリカリが中心だったのか、最初はカリカリばかり食べていた。
カリカリが単純に好きなのかもしれない。
カリカリは美味しそうに感じる匂いがついているからしょうがない。
少しづつウェットフードに切り替えて、やっと生肉食に移行してきた。
気がついたら生肉食への移行を始めてから半年くらい経っていた。
コブちゃんは猫エイズキャリアだから、ごはんは生肉食にこだわる。
消化器に負担をかけずに良質のタンパク質をしっかり補い、皮膚や臓器や免疫細胞まで材料をまわしたい。
加熱したら流出してしまうビタミンや、壊れてしまうグルタミンなども生食ならしっかり摂れる。
生肉は冷凍したものを1食分づつ冷蔵庫で解凍する。
お皿を熱めのお湯で温めてから、40℃以下のお湯を生肉にかけて、も人肌に温めてからあげる。
骨入りミンチは骨が硬くならないように、お湯の温度は触って温かいくらい。(40℃以下)
硬化した骨は硬すぎて粘膜を傷つける恐れがあるので、絶対に気をつける。
ぬるいお湯なら酵素も守れる。
食べられるようになるまでは、生肉とカリカリを混ぜたり、カリカリに添えたり、別皿で置いてみたり、極少量から(5g程度から)あげてみたりした。
試行錯誤を繰り返した。
食べなくても諦めずに毎回置いていたら、だんだん食べてくれるようになった。
いまだに野菜は全く食べないけど、内臓肉や卵黄は好んでよく食べる。
内臓肉と卵黄で、ビタミンAやE、鉄、亜鉛などが補える。
大好物の生しらすからはビタミンDやセレン、ヨウ素、DHAもぼちぼち摂れる。
新しい食材も、あたかもいつもと同じ食材のように置く。
飼い主としては気になってそわそわするけど、食べ終わるまでガン見しないようにする。
飼い主の緊張が伝わると食べなくることがあるから。
それでもどれも食べないときは、無添加の液状おやつ(猫ぴゅ〜れ)にプロテインを混ぜてあげたりする。
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トライアルセットがお得↑
愛用していた免疫グロブリン入りのプロテインは廃番になってしまった。
↑これでタンパク質4gと免疫グロブリンAが摂れる。
カツオミルク味。
これはわりと好きでだいたい食べる。
カリカリを出さないと、不満で不貞腐れるときもあるんだけど、喜ぶものだけあげていたら健康が維持できない。
美味しそうに感じる強烈な匂いや、MSGが使われていないから、生肉食に慣れるまでは大変かもしれない。
ストレスをかけないように、諦めずに。
食べることは生きること。
しゃむぞうの分も健やかでいてほしい。