猫と分子栄養学。

猫エイズ対策にできること。

高タンパクの頻回食。

コブちゃんは1度にたくさん食べられない。

1日2食だと空腹時間が長過ぎるのか吐いてしまう。

生肉ごはんに変える前は、フードの種類やメーカーを変えたりしていたが、ごはんの回数を増やしてカリカリを減らしてからは、あまり吐かなくなった。


最近はだいたい1日3~5食。

生食を3回、フリーズドライを1~2回。

生肉ごはんは置いておけないので、出かける時や夜中はフリーズドライを置いておく。(もしくは10g以下のカリカリ)


しゃむぞうは1度にたくさん食べることができたので、1日2食だった。

消化力は個体差が大きいように思う。

もし狩りで食べ物を得ていたら頻回食となる(野ネズミを7〜8匹食べると仮定)ので、コブちゃんの方が標準的な可能性も高い。

 

高タンパクの頻回食は良いこと。

タンパク質は貯蔵できない為、定期的に補充されなければ既存の細胞などを構成するタンパク質を分解してできたアミノ酸を再利用する。

身体の中で細胞は常に破壊されて新しく作り直されている。

タンパク質を摂取する回数が増えれば、新しい材料が使われる機会が増える。

逆に慢性的に足りなければ、何度も再利用することとなり、どんどん劣化した細胞となる。

その細胞で構成された骨や内臓は劣化して弱いものになるだろう。

細胞が新しい材料で作られて強いものになれば、病気になりにくい強い身体となる。


タンパク質の優先順位は外側(肌や髪や爪)より内側(内臓)が高いと言われている。

人間であれば肌や髪、爪の状態はタンパク質が足りているか判断材料になる。(もちろんビタミンやミネラルが不足している場合もある。)

猫ならば被毛の状態がわかりやすいだろうか。

生肉ごはんに切り替えてから、毛並みが良くなった。

必要なタンパク質や脂肪が適切に補われることで、外側まで栄養が行き渡るようになってきたことや、水分量が増えたことも影響している。

 

頻回食は少し手間がかかるけれど、フリーズドライや少しのカリカリを併用すれば難しくない。

パウチやカンヅメでも良いと思う。

手間以上に得るものは大きい。

1日1〜2食は空腹時間が長くなり、ミトコンドリアの活性化が期待できる。

だから、きちんと食べられようになってきたら回数を減らしてみたい。

どんな食事の仕方や内容も、その時々で必要性が変わる。

猫には個体差があるし、年齢によって変化があるから。

絶対の食事法はない。

 

猫の細胞が入れ替わるのに約90日。

コブちゃんのタンパク質が満たされて、どんどん強い身体になりますように。

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