猫と分子栄養学。

猫エイズ対策にできることを。

猫エイズ発症のきっかけになるもの。

エイズのウイルスは、CD4陽性T細胞に入り込んで増殖していく。


CD4陽性T細胞とは、白血球の一種であるリンパ球のこと。

さらにリンパ球の一種であるTリンパ球を大きく分けて、CD4陽性T細胞とCD8陽性T細胞がある。

CD4陽性T細胞は、CD8陽性T細胞や他の免疫系細胞にシグナルを送り、感染細胞を破壊し殺させる。

CD4陽性T細胞は免疫の司令塔だ。


エイズはこのCD4陽性T細胞が枯渇することで、免疫低下となり様々な感染症や悪性腫瘍で命を落とす。


環境的なストレスがあると、抗原刺激によってCD4陽性T細胞の表面にはCD134分子が発現する。

このCD134分子が猫エイズウイルスが細胞に入り込むための鍵となる。

つまりCD134が発現しなければ、猫エイズウイルスは細胞に入り込めず増殖できない。

(猫エイズの中でもBタイプのキャリアであれば、自己防衛機能(APOBEC3)により増殖できない。)

エイズの発症リスクを下げる為には、抗原刺激を可能な限り減らしCD134分子を発現させないことだ。


抗原となるものの中でも、病原体やウイルス、細菌、寄生虫、カビ、微生物などは、猫を飼っていなくても気をつけて生活しているだろう。

見落としがちなのは生活用品に含まれる様々な化学物質だ。

衣料用洗剤や柔軟剤、シャンプーやボディーソープ、浴室用洗剤、台所用洗剤、防臭・消臭剤、防虫剤、調理器具やIH、電子レンジ。

新築の家であれば、塗料や建材が抗原になることも。

外に出る猫なら、農薬も気をつけたい。

人間より身体が小さく、解毒機能が弱い猫にとって化学物質は非常に負担が大きい。

解毒するためにはたくさんのビタミンやミネラルが消費されて、必要なところに栄養が足りなくなる。

化学物質をひとつでも減らせたら、発症リスクは下がる。

「ポッテンガーの猫」で示されるように、先天的な体質は3代前から影響があり改善には限界がある。

環境的な部分であれば改善ができる。

ひとつの要因を改善することで、ギリギリ発症を抑えられるかもしれない。

 

食性にあった食餌を摂り、環境を整える。

猫が健やかに快適に過ごせる環境は、人間にとっても望ましい環境だ。

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気をつけていたつもりではあったけど、しゃむぞうには腫瘍ができた。

発症してから後悔しても遅いのだ。

免疫を落とさない為に、気をつけ過ぎるということはない。