猫と分子栄養学。

猫エイズ対策にできること。

猫とグルタミン酸ナトリウム。

アミノ酸系のグルタミン酸ナトリウムは、「調味料(アミノ酸等)」と表記されている事が多い。

◯◯エキス、◯◯ミール、◯◯パウダーなどは添加物ではなく食品となるけど、キャリーオーバー(製造過程での混入)でグルタミン酸ナトリウムが含まれている可能性がある。

 

グルタミンはグルタミン酸とアンモニアから生合成されたもの。

グルタミン酸はαケトグルタル酸とアンモニアから生合成されたもの。

それぞれ異なるアミノ酸。

グルタミン酸は神経伝達物質としての役割が大きく、過剰になると神経細胞の損傷や細胞死が起きると言われていて、人間ではパーキンソン病やうつ、統合失調症、てんかん、ADHD、アルツハイマーの原因となる。

 

またグルタミン酸が添加されることで旨味は非常に強くなる。

不自然に旨味の強いものを常に食べ続けることで、自然な食べ物を美味しく感じられなくなりグルタミン酸が添加されたものを好むようになる。

 

サトウキビから砂糖を抽出して、残りカスを微生物に与えて発酵によりグルタミン酸を生成させている。

サトウキビ由来なので天然素材が原料となるけど、発酵の過程で硫酸アンモニウムや界面活性剤、抗生剤などさまざまな添加剤が使用されている。

さらに扱い易くする為に、結晶化させて(水酸化ナトリウムを作用させてナトリウム塩にする)グルタミン酸ナトリウムにする。

トウモロコシを原料とすることもあり、そちらは、ポストハーベストや遺伝子組み換え原料の危険もある。


グルタミン酸ナトリウムは水に触れるとすぐにグルタミン酸とナトリウムに分解する。

知らないうちにナトリウムも摂取してしまうということ。

過剰なナトリウムは亜鉛、カルシウム、カリウム、マグネシウムなど必要なミネラル(必須微量元素)の働きを邪魔する恐れがある。


人間ではグルタミン酸ナトリウム摂取の影響が考えられる疾患に、以下のようなものがある。

緑内障、インスリン抵抗性、高インスリン血症、脂肪肝、高トリグリセリド血症、生殖異常、ホルモン減少、ビタミン欠乏、骨格異常、染色体異常、唇裂、無眼症。

緑内障やてんかんがある猫は、第1にフードを見直すのが良いと思う。


人間より身体が小さい猫にはとても影響が大きいように思う。

ビタミンを欠乏させたり、ミネラルの働きを邪魔するということは栄養失調となり、万病につながる。

 

どうしても食欲が出ない時には便利だけど、可能な限り食べさせない方がいい。

ペースト状おやつや安価なカリカリ、安価なパウチなどによく入っている。

猫は自分でを選べないから、フードやおやつを買う時は慎重に選びたい。

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添加物をもっと避けていれば、しゃむぞうはもう1ヶ月長生きできたかもしれない。

もう1ヶ月あれば、大好きなお刺身もたくさん食べさせてあげられた。

食べることが大好きなしゃむぞうに、もっと美味しいものをたくさん食べさせてあげたかった。

失ってからではどんなに後悔しても取り返しがつかなくて、ただ悲しい。