猫と分子栄養学。

猫エイズ対策にできること。

猫エイズとセレン。

猫エイズには対症療法しかない。

根本的に猫エイズウイルスがどうにかならないものかと調べていたら、HIVウイルス(ヒトエイズ)にはセレン(微量元素)が効くという記述を見つけた。

セレンがHIVウイルスの増殖を抑えるグルタチオンペルオキシダーゼ酵素の産生を促す。

そういえば以前、藤川徳美先生のブログでも読んでいた。

エイズを止めるには、HIVウイルスの複製を止めるために必要な高用量の栄養素が必要です。例えば、セレンは、最初の1ヶ月間に一般的に推奨される1日当たりの数倍で摂取されます。

精神科医こてつ名誉院長のブログ

2017/7/27 より引用

 

人間のエイズ(HIV)も猫のエイズ(FIV)も、同じ「レトロウイルス科レンチウイルス亜科」。

遠い親戚くらいの関係だろうか。

素人の私にはわからないのだけど、きっとぜんぜん違うウイルスなんだろう。

でも藤川先生は「すべてのウイルス性疾患に試してみるべき」とのこと。

 

セレンを高容量で摂取したら、しゃむぞうの抗酸化物質グルタチオンペルオキシダーゼが増えて、猫エイズウイルスが抑制されるかもしれない。

セレンには過剰症もあるようだけど、AAFCOの栄養基準には摂取目安の上限がなかった。

魚にはセレンが多く含まれているが、魚を食べる機会が多いと思われる海沿いに住む猫にセレン過剰症はあるのだろうか。

セレン過剰症は食欲低下、跛行、全身脱毛など。

これらの症状は一緒に生活していれば、見逃がすことはないと思う。

さらに猫は尿中にセレンを排出することができるので、簡単には過剰症にならないようだ。

そもそも日本の市販のフードは魚が多いから、過剰症にはなりにくいと思う。

もしかしたら生肉ごはんでセレンが不足しているかもと考える。

ビタミンCなら過剰摂取は下痢になる。

かれこれ一年くらいビタミンCを600〜1000㎎/日  あげているけど、これまでお腹を下すことはなかった。

猫エイズキャリアのコたちは必要な栄養素が栄養基準よりだいぶ多いのではないだろうか。

そもそも栄養基準はどこまであてになるのだろう。

個々の性格や体質、環境(食べ物やストレスなど)、全て踏まえた上で病気にならない目安が栄養基準であれば、こんなに動物病院は増えないのではないかと思う。

 

人間の10分の1の量で、

最初の1ヶ月を50μg/日 。

そのあとは様子をみて20μg/日で続けてみよう。

マルチビタミンで全体の栄養の底上げも。

f:id:siam-cobu:20200608114419j:image

猫エイズウイルスの増殖が抑えられれば、破壊されてしまうTリンパ球が減り、免疫が保たれる。

口内炎も少し落ち着けばいいなという願いも込めて。

大事なしゃむぞうの為に何かせずにはいられない。

どこの病院に行ってもいつもほとんど解決しない。

(追記:セレンを50μgあげ始めた次の日に体調を崩してしまったので、サプリ投与はストップしました。

効果のほどはわかりません。)

 

体調が良くなりますように。

口内炎が好転しますように。

明日はもっと健やかになりますように。